『Hula Kahiko(フラカヒコ)』
フラには2種類ある事をご存知ですか?
今回は2回に渡って『フラカヒコ』と『フラアウアナ』についてお話しします。
「初めて聞いた」という人も、「なんとなく耳にした事がある」という人も、是非覗いてみてくださいね
<Hula Kahikoとは>
簡単に訳すと『古(いにしえ)の踊り』という意味です。
Hula = dance
Kahiko = old, ancient, antique
つまり古典形式で踊るフラのことですね。
内容は多岐に渡りますがメジャーなのは、
①神々のためのフラ
②王族のためのフラ
③子孫繁栄のためのフラ
という所でしょうか。
子孫繁栄…?
そう、いわゆる男女の営み♡などです。
『フラカヒコ=神聖なもの』というイメージを持っている人も多いと思いますが、ハワイアンたちは性にはとてもオープンなのです。
なぜならそうした行為は「未来を創り出すもの」だから。
有名な曲だと
『Moanalua Au』
『Aia I Moloka’i Ku’u Iwa』
がこれに当たります。
先日クムが、Iolani Luahine(イオラニルアヒネ1915〜1978)というフラ界一有名なフラダンサーがこの曲を踊っている映像を見せてくれたのですが、
男性パートナーと向かい合って踊る、とってもチャーミングなフラカヒコでした。
日本人はどちらかというと隠す文化ですけどね。
この辺りは気候や風土、信仰などの背景が大きく関わっていますが、その辺りはまたいずれ。
①や②は言わずもがな、捧げる相手が相手なのでとーっても神聖なフラです。
神様のことをハワイ語でAkua(アクア)と言います。
有名なのはキラウエア火山に棲むと言われている火の女神Pele(ペレ)や、隣のMaunakea山に棲む雪の女神Poli’ahu(ポリアフ)、そしてフラの女神Laka(ラカ)でしょうか。
よく踊られる曲は
『Aia La ‘O Pele』
『Noho Ana Laka』
などは彼女たちに捧げているフラカヒコです。
王族のことはハワイ語でAli’i(アリイ)と言います。
一番有名な王様と言えば、ハワイ王朝の始祖Kamehamehaですね。
『Hole Waimea(ワイメアの槍)』という彼の軍隊の事を歌ったチャントやフラカヒコを観た事はありませんか?
後に『Waika』という美しい現代歌の挿入としても使われています。
彼の他にもハワイの戦国時代を生き抜いた有名なAli’iたちが沢山いますが、長い歴史の中で消え去ってしまったフラカヒコが数多くあるんです。
もったいないー、、、
祭事や神事など特別なシチュエーションで披露されるため、古代ハワイのフラは専門職の人が特殊な訓練を積んで踊るものでした。
大いなる自然とそこに宿る神々への畏敬や感謝、あるいは神々に代わって土地を治める王族たちのためのフラ。
IpuhekeやPahuといった打楽器を中心に踊られていたフラですが、19世紀後半のハワイ王朝時代になるとギターやウクレレなどの弦楽器に合わせたフラが生まれます。
Hula ’Auanaの始まりです。
続く…
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